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日別アーカイブ: 2024年11月12日

想いをのせて~part3~

みなさんこんにちは!

有限会社ビジネスサポートの更新担当の中西です!

 

さて前回は【内職の歴史】をご紹介しました!

その中で内職は「江戸時代」から引き継がれてきたものとご紹介させていただきましたが

「江戸時代」にはどんな内職があったかをご紹介します♪

 

江戸時代には、農家や町人の間でさまざまな内職(副業)が盛んに行われていました。

農民や町人が主な生業のかたわら行うことで、家計を支える重要な収入源となっていました。江戸時代に盛んに行われた代表的な内職を♪

 

1. 編み物や織物

多くの農村や町で、冬の農閑期に女性たちが編み物や織物の内職を行いました。

たとえば、稲藁を使った「わらじ」や「かご」、布を織って作る「小物」などが作られました。

また、木綿や麻、絹などで布地や衣料品を織る内職も一般的で、地域によっては特産品として市場で売られることもありました。

 

2. 養蚕と製糸

養蚕(ようさん)は、蚕を育てて絹糸を作る産業で、特に農村部で盛んに行われていました。

江戸時代後期になると、生糸や絹織物の需要が高まり、養蚕は農家の貴重な収入源になりました。

蚕を育て、繭(まゆ)から糸を取り出し、さらにそれを織物に加工するまでが一連の内職として行われ、家族総出で作業を行うこともありました。

 

3. 紙漉き(かみすき)

和紙の需要が高かったため、農村では「紙漉き」も内職として行われました。

紙の原料となる楮(こうぞ)や三椏(みつまた)を育て、それを繊維にして紙を漉く作業は、冬場の仕事として広まりました。

農家が家族総出で和紙を生産し、地元の市場や藩に納めることで収入を得ていたのです。

 

4. 藍染め(あいぞめ)

江戸時代には、藍染めが流行し、染物としての需要が高まりました。

藍の葉から藍液を作り、それを布や衣類に染める「藍染め」は、特に農村部の内職として定着しました。

藍染めの製品は、丈夫で色落ちしにくいことから、農作業着や日用品としても重宝され、藍染め布を売ることで現金収入を得ることができました。

 

5. 竹細工

竹は日常生活で多く使われたため、竹細工の内職も多く行われていました。

竹を加工して、籠(かご)やざる、笊(ざる)、箕(み)などの農具や日用品が作られ、農家で使われるほか、商品として市場に出荷されることもありました。

農家にとっては、竹細工が家族全員でできる手軽な内職として重宝されていました。

 

6. 製塩

海に近い地域では、塩作りも内職として行われました。

製塩は塩田での労働が中心となり、家族で協力して潮風を利用して塩を集め、精製しました。

江戸時代には塩が貴重であったため、製塩は収益性の高い内職であり、農業と併せて行う家庭が多くありました。

 

7. 木工品の製作

山間部の地域では、木材を利用した内職も行われていました。

たとえば、木を使ってお椀や桶、木箸などの日用品や生活用品を作る内職が一般的でした。

江戸時代には「曲げわっぱ」の弁当箱や、木製の桶が各地で作られ、それらが売られていました。

 

8. 紐作りや縄作り

藁(わら)や麻を使って縄や紐を編む内職も、特に農村で盛んでした。

稲藁を利用して縄や結び紐を作り、それが農作業や建築、日常の道具として使われました。

また、縄や紐は耐久性が求められるため、技術のある職人が作ることで収入を得ていたのです。

 

9. 鰹節(かつおぶし)作り

沿岸部では鰹節作りも盛んに行われました。

漁業が盛んな地域では、獲れたカツオを加工して鰹節を作り、干物や保存食品として販売することが一般的でした。

鰹節は調味料として江戸時代の食文化に欠かせない存在であり、加工品として内職の一つとなりました。

 

10. 手工芸品(玩具やアクセサリーなど)

江戸時代後期には、子ども向けの玩具や女性用の髪飾りなどの手工芸品も内職として作られました。

例えば、木を彫って作る小さな人形や、布を使ったお守り袋などがあり、これらの手工芸品は各地で特産品としても人気を集めました。

 

まとめ

江戸時代の内職は、その土地の特産物や気候風土に合わせてさまざまな種類があり、家計を支える大切な収入源でした。

農閑期や冬場の寒い時期に行われることが多く、家族総出で行うことで、地域や家庭に根付いた文化として発展したのです。

 

江戸時代に作られた内職は現在も引き継がれている大切な仕事ばかり。

私たちの仕事も引き継がれていくのかと思うとより一層【想い】が強くなります♪

 

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